実生活の割り算の多くは割り切れません。130人を45人乗りのバスに乗せるとき、130 ÷ 45の答えは2.89台ではありません。バス2台が満員になって40人が残るので、3台目が必要です。答えは商とあまりで、ここで決め手になるのはあまりのほうです。
やり方は分けて割る方法と同じです。割られる数に収まる、割る数のきりのいい倍数を取り、何が残るかを見ます。
349 ÷ 8 → 8 × 40 = 320、残り29 → 8 × 3 = 24、残り5
商は40 + 3で43、あまりは5です。式で書くと349 = 8 × 43 + 5です。
おおよその答えは、最初のステップで出ます。8 × 40は収まり、8 × 50はもう収まらないとわかった時点で、答えが40台だということもわかります。それ以上の正確さが要らなければ、それ以上計算する必要もありません。だからこれは、足し算やかけ算で数を丸めるのと同じように、割り算での答えの概算のやり方でもあります。
あまりはいつも割る数より小さくなります。残りが割る数以上なら、割る数がもう1回分収まるので、商が小さすぎたということです。これは、商が小さすぎなかったかを手早く確かめる方法にもなります。
練習では、8 × 40のような、割る数ときりのいい数のかけ算が示されます。その答え、次に割られる数の残りの部分、最後にあまりを求めます。商は2つの部分の商の和で、この例なら40 + 3 = 43です。